赤甲羅な雑記

アニメ・マンガとかの記事を書く量産型無個性ブログです

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ジョージ・オーウェルの1984年を読んで思ったことや感じたことをつらつらとアニメとかの話しながらかく

開いてくださった方、本当に申し訳ないんですがまず最初に言い訳から入る手前勝手をお許しください。なんなら読み飛ばしてもらっても構いません。それではよろしくおねがいします。

 

昔の名作を語ったり記事書くときに少し思うことなんですがぼく程度の稚拙なおつむや文章力でこの作品を語ってもよいのだろうか?っていつも思います。というかそもそもタメになる感想考察はもう既に書かれていてそれは非常に高いレベルで存在していてそれこそ探せば星の数ほどあるわけで…。そんなことを考えていると僕が名作の感想を書く意味なんてないんじゃないのか?むしろ何かの間違いで参考にしようとする人が逆に興味を失ってしまうのではないのか?ってなって感想書く前から躊躇ってしまいます。

まあつまるところ分不相応なんじゃないのかってのが思うところなわけです。自分の至らぬ点を自覚しているが故に、対象の大きさに恐怖する故にってわけですね。

しかしながらそんなこと言っていたら書くもんも書けねえやることもやれねえってなります。僕は童貞なんですがセッ〇スで例えたらお前他人のがデカくて自分のが貧相だからって女とヤリたくないの?ってことでしょうか。大してうまくない上に汚くて童貞臭い表現ですね。童貞だから仕方ないね。まあなんにせよ俺は俺がやりたいからやる書きたいから書く、ほかの連中がどんなに巧くやってようが俺は俺でやるって心持ちでやるのがいいのでしょう。結果の良し悪しはともかくとしても。あと単純に感想書いといた方が自分の中で精神的に重みづけがされるってのもあると思いますが。

 

拙い動機付けでしたが読み飛ばして頂けましたでしょうか。それでは今回読んだ本ジョーオーウェル著の1984年についての感想を書きたいと思います。

まあぶっちゃけこんなところで感想書いても誰も読む人いねーよな…そもそも古い本で興味持ってる人なんて少数だろうし巻末の解説だけでもうお腹いっぱいっていうかこれで十全ですわ、お友達って感じだし、もっと言うと興味があって作品について知りたきゃwikipediaでググったほうが早いっていうかあらすじで結末まで載っててなんだかちょっと悲しくなりました。ついでに影響作まで書いてあってもう俺が書かなくてもいいんじゃねってレベル。あれもしかしてこの感想意味がない…?

というわけで刊行された年や作品背景諸々の作品紹介はめんどくさいので興味持った人はWikipediaへGO。壮絶なネタバレで一瞬で読んだ気になれるゾ。これド嬢とかでやってたネタだな。それでも作品紹介しろって言うならこんな感じでしょうか。

 

1984年、世界はイングソックの炎に包まれた…!

だいたいこんな感じです。すいませんだいたい嘘です。といっても嘘のような真でもありイングソックのソックはソーシャリズムの略でまあ社会主義ですね。イングは多分イギリッシュの略でしょうこれ小町的にポイント高い。世界は社会主義の炎に包まれてる…もとい社会主義が世界全体に台頭しており所謂ディストピア作品ってやつですね。執筆当時はソ連やらがゴリゴリに共産主義を蔓延させていたのでその風当たりのヤバさは推して知るべしってところでしょうか。実際相当の物議をかもしたそうでアメリカだと反共主義バイブルでもあったみたいですね。

よくできたディストピア小説の恐ろしいところ…というか面白いところはフィクションでありつつもフィクションを超える可能性もしくは側面を持っていて更にそれが現実を塗りつぶすまでに色濃いことにあります。シンプルに言えばただの娯楽作品に収まらずメッセージ性が高いってことですが実際に現実を生きている我々からしたらこんな警告まがいなメッセージなんて送られたらたまったものではありませんよね…。「まじかー…社会クソかー…」ってなってしまってこのままテロリストになるまであります(ありませんし実際にやったらウィンストン君みたいにボロ布にされそう)。

ここ最近ではディストピア物なんて珍しくもクソもなく代表作で言えば伊藤計劃のハーモニーや虐殺器官でしょうか。これは明らかに本作の影響を受けてますね…計劃ほどの人ですし意識はしていたのは間違いないと思います。あとシビュラシステムにより統治されるサイコパスもですね。作中での槙島の愛読書の一つでオーウェルの描く支配的な社会と言っていたのはおそらく1984年のことでしょう動物農場などの他の著作かもしれませんが。他にも彼は本作の源流となるガリヴァー旅行記なども読んでいたのも印象的だと思います。

あとは変わり種っていうか社会情勢的ではあっても政治的ではない作品の図書館戦争だったりエロに関するディストピアの下セカとかでしょうか。下セカ結構好きなんですよね。エロと恋の境界線をディストピア的にやるってなかなか発想できることじゃないよ…言うてディストピアあるあるを一部抽出しただけって気もしますがそれでもギャグ作品としてまとめ上げているのはやっぱ凄いです。あとこれとは関係ないかもしれませんがジャンププラスで大人気の終末のハーレムとかも最近読んで割とよく出来てんなシコシコってやってました。これはエロの理想郷ですが言ってしまえば強要されるセックスであり快楽によって人間性を麻痺させているというよりさせられている作品で、それ大して葛藤する主人公はいかにもディストピアものといった感じですね。その世界での男らしさを享受している登場人物がいたりなども如何にもそれっぽい。絵が普通にエッチなので続きも気になるし12話しかまだないので読んだことのない方には是非お勧めです。DMMあたりの三文抜きゲーやどこかのエロ同人みたいな設定だと思いの方もいらっしゃると思いですがですが僕には最近の当たりです。

上記に上げたのは僕が気になった作品っていうかヒット作とかですので実際にはもっとあるでしょう。ていうか知らないだけですね。wikipediaにMGS5とかあったけど全く知らんかったし…ていうかやらなきゃ…。それでもどの作品か一つに思い当たるならどれも強いメッセージ性があるということは察していただけたと思います。

1984年は作者が意図していたかどうかは微妙なラインですが当時大旋風を巻き起こしたことから非常に強いメッセージ性があるのは間違いなく、それは今でも語り継がれているようなことからも明らかです。しかしながら本作が本当にすごいのはその時代だけにとどまらず、他のディストピア小説などと一線を画し、現在でも引用されるような作品であるということだと思います。

何故ここまで読まれているかというとまあぶっちゃけ古典名著だからってのもあるからってのもあるんですが(実際僕はそれで読みました)、これは本作は社会主義を主だって取り扱っているものの本質的には社会そのもの人間そのものがテーマもしくは根底にあるからなのではないかと思います。二重思考がこれには代表的で社会心理学における「認知的不協和」と巻末解説には載っており割と小難しい設定で作中だと「一つの精神が同時に相矛盾する二つの信条を持ち、その両方とも受け容れられる能力」って言われてます。よりシンプルに言うなれば本音と建前という表現になるかもしれませんね。

ノーをイエスといったり、無いものをあると言ったり、できないことをできると言わなきゃならなく建前がどうしても優先してしまう…こういったことは大人だろうが子供だろうがどこかしら心当たりがあるのではないのでしょうか。この二重思考というのはまるで特殊な能力であるかのように作中では言われていますが実は非常に身近な概念なのです。身近な概念であるため意識しないというよりそもそも無意識でやっている場合も多く、意識していたとしてもほとんどがオブライエンのよう矛盾を受け入れてより強固な忠実さを得てしまう…。そんな怖い概念です。

また別の言い方をするのであれば非常に高度に大人な思考とも言えるかもしれません。成人ならほとんどがこういった理屈は知らずとも経験的に身に着けている場合がほとんどだと思います。しかしながらこんなの実際には作中でウィンストンが拷問を受けていたのと何が違うというのでしょうか…知らず知らずに社会に飼いならされてしまっているのではないのか…。そんな風に感じます。

といってもまあ哀しいことに僕もこんなことを考えつつも結局は二重思考に陥っているわけで思考しつつもそれは表に出てこないのは悲しいことでもあります。おとなになるってかなしいことなのん…それでは聞いてください反町隆史で曲は「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中~」です。

 

まあおふざけを交えながらそれなりには真面目に書けたんじゃないでしょうか。実際僕程度が語る感想なんて鼻くそみたいなものなので気にする方がいたら負けってことでここは納得してください。まあ僕なら鼻くそ投げられたらキレてぶん殴りますが。

 

それはそうと二重思考の集団の認識が現実を社会を塗り替えるって割とよくある設定ですがこの辺の原典とかってこのへんの作品からインスピレーションをもらってるんでしょうか。5pbのどこぞの社長あたりがすごい好きそうな概念ですしおそらくですが何かしらの影響を受けている気がします。カオヘカオチャのギガロマとかモロですし細菌だとオカ9でも認識がどうこうみたいな話がありましたね。あと氏は先ほど出てきたMGS5の小島監督と仲がよいっていうか面識があるみたいな話も聞いたこともあってなんとなーくそんな気はしています。

 

くだらない話でしたがもしも読んでいただけたのならありがとうございます。何がご指摘お叱りがあれば励みなるのでコメしていただければ幸いです。

最近読んだ本とかについてその1

またずっと本ばかり読んでいました。

そんで読んで感想書かないのもなんだかなーって思い、加えてちゃんと出力しないとちゃんと身にもつかねえよなとも思ったので短いながらも感想を書いてみようと思います。ぐうたらと食っちゃ寝のように本を貪るのではなくきちんと運動するように感想を書くのも大事なことなのです。

えっ?運動量が少ないって?しないよりはマシなんだから良いんだよこまけえこたぁいいんだよ。ツイッターでなんとか読了とか一言で終わらせるよかよっぽどマシってもんなんじゃ。

 

といっても何読んだかよく覚えてないので直近読んで気になった面白かった本について書いていこうと思います。この時点で大分身になってねえし筋肉ではなく贅肉と化している気がしますが気にしないでいきましょう。脂肪はこれから燃焼すれば良いのです。

 

そんじゃまとりあえず一冊目です。

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いい歳にもなって読んでもいねえのかよって言う人がいるかもしれませんが、かのサンテクジュペリの名作、人間の大地です。英題だとWind, Sand and Starsですこの題めっちゃセンスありますね。ちなみに夜間飛行も読みました。まあ読んだ感想だと最高でしたの一言で終わるんですかそれだと味気ないので少し感想めいたものを書きます。星の王子さまなどでパイロットは著者自身とも言われることもあるようにサンテクジュペリは飛行機郵便の操縦士を実際に務めており著作にはその経験が色濃く出ています。夜間飛行では架空の郵便会社の出来事でしたがこちらは著者自身の経験によるエッセイ集となっています。

ぶっちゃけるともう語ることなんてなくただサン=テグジュペリが知りたければ読め!みたいな雰囲気がある小説です。著者の持つ高い感受性とそれを表現する詩情溢れる筆致、この2つをより味わいたければとりあえず読んで、どうぞという感じです。おそらく最高の読書体験が得られるでしょう。

人間とはなんぞや、人が生きることとはどういうことか、ということに対して真っ向から向かいあったエッセイで、生に対する真摯さ、つまり人間らしさを取り扱った作品です。僕はこの本の締めくくりの言葉すごく好きなんでちょっと書かせてもらうと「精神の風が粘土の上を吹き渡るとき、初めて人間は創造される。」っていうやつです。人間は初めから人間ではなくきっかけがなければ人間にならず、また殆どの人間はそうではないってのが意味する所でしょうか。作中にある「虐殺されたモーツァルト」とはこれまた言い得て妙な表現ですね。こういう詩的かつ直接的な表現っていいよね「柵の中のガゼル」とかもそうだけど。

ちょっと話が逸れたけど、実質だいたいジョジョです。人間賛歌は勇気の証ってやつです。年代的にも第1部と同じくらいだしやっぱりジョジョですね。文学好きの方々見てたら申し訳ありません。

 

雑な感想になってしまった感ありますがこんな所でしょうか。僚友ギヨメのアンデス山脈遭難の話とかリビア砂漠遭難の話とかもすごい好きなんですがこの辺はまあ読んで下さい。色々とめっちゃ良いんで(適当)

 

なんかダラダラと書いてたら長くなっちゃったのでこの辺にしたいと思います。次は何について書きましょうか。星を継ぐものとか幼年期の終わりの感想でも書きたいと思います。

ガーリッシュナンバー小説版1巻2巻読みました

やはり地の文があるとキャラクターの個性というか内面がより理解できますね。そこそこ著作は読んでいますが渡航氏の非常に秀でた文章力は今作でも健在の様です。しかしながら有り余る文章力のせいか主人公の烏丸千歳がロクに本も読まないおバカキャラな割にかなり頭が良いもしくはそれなりに知識を備えたキャラクターとして印象付けられてしまったのは少し残念であったようにも思えます。もっとも兄の悟浄君に対してやーいマーチマーチとか言ってる時点で恐らくは早慶上智あたりの大学に通っている気がしますし学自体はあるのでしょう。あれこいつ俺より学歴よくね?もっというと作者より良くね?

小説版ではアニメ冒頭での劇中アニメのイベントに至るまでの過程が描かれていました。所謂ガーリッシュナンバー/ZEROですね。基本的なスタンスとしては千歳と悟浄の烏丸兄弟、劇中では烏丸ップとか某解散アイドルのような呼ばれ方をしていましたがこの二人の視点が適度に入れ替わりつつ物語が進行していきます。千歳についてはさっき書いたので次は悟浄君でしょうか。悟浄くんにについてはアニメでスポットがあんまり当たらないので何を考えているかわかりづらい所もありましたが、小説版では地の文入りでガッツリと、加えて過去話も交えており彼というキャラクターがより一層わかる内容でした。特に意外であったのは主要キャラである片倉京との関係で、この二人は彼が声優時代の頃からの付き合いみたいですね。そこそこキャリアもあって事務所も同じとなればそりゃ繋がりくらいあるだろうという感じですがアニメだと接点のある描写が少ないので個人的には意外でした。割と盲点だったかもしれません。それはそうとちょっと年上のおねーさんっていいよね。BBAもアラサーも萌え要素~。ついでにクズも萌え要素~。はあ千歳ちゃんクズ可愛い…。

それはそうと悟浄くんと片倉京の関係もですがやはり氏は微妙な人間関係というか距離感を描くのはホントに巧みですね。俺ガイルではこの距離感の描き方でラノベ業界に大旋風を巻き起こしたといっても過言では無く、本作でもこの技巧が各所に見られます。これは久我山八重と烏丸千歳が代表的でしょうか。彼女らが互いに悪態ついているのはアニメでも小説でもおなじみ、実はこいつら仲悪いんじゃねーのとか思ってたりしましたがどうもそういうわけではなく…。千歳の地の文を読む限りでは八重に対してはかなり好意的…まあ悪意的な面ももちろんありますが本音のところでは嫌いではないようです。また小説である理由から少し関係がぎくしゃくしてしまう場面があったのですがその際にはお互いに煽り合ったりすることのない、他愛もなく毒もないむしろ健全な会話をしていました。どうもあの毒のある会話は彼女らにとっては正常なコミュニケーションを取っている状態のようですね。なんともめんどくさい関係ですがこのめんどくささが面白くキャラに息遣いやリアリティを与えているのでしょうね。氏のこういった複雑な関係を構築しそれを巧みに描く技術には毎度のことながら感服してしまいます。

あとは烏丸ップの二人のでしょうか。こいつら割とお互いに好き好きビーム飛ばし合ってむしろ戦争している感があるのであんまり書く必要もない気がしますがやはりふとした時に見せる兄妹愛には胸を打たれますね。お互いがお互いをよく熟知しているからこその関係性はいつ見ても良いものです。

 

こんなところでしょうか。ほかにも声優業界裏話やメインのお話についてなど書くこと書けることはあるんですが冗長になるのでこの辺にしておこうかと思います。一応ネタバレには配慮して書きましたが誰も見てないのでそもそも配慮する必要もなかったように思います。

最後にですがガーリッシュナンバー小説版、非常に面白い小説です。読んでおけば間違いなくアニメを倍以上に楽しめる出来となっているのでアニメが面白い、キャラが好き、声優業界について知りたいといった方には是非お勧めです。

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戯言シリーズが面白かったこと

「戯言だけどね」

 

ププーwwwなにこの厨二セリフwww痛すぎワロタwwwみたいな感想が各所でちらほら見られる戯言シリーズ読んでました。具体的にはヒトクイマジカルまで読みました。ネコソギはまだ読んでいません。

それで感想で、まあいーちゃん風に言えば戯言みたいなものかも知れませんがちょっとこのへんで思ったことを書こうかと思いました。どうせ最終巻の一歩手前まで来たんだからそっち読んでから書けやとも思いましたが思ったよりもヒトクイマジカルが面白かったのでここで書こうかと。

 

そもそも読んでた理由としては10年位前かもう少し前かもしれませんがだいたい1年おきに友人に薦められてからその度に定期的にスルーしてたし、ついに先月に今更感あふれるアニメ化を果たしたのでここらでいっちょう読んでみっかと思ったからです。別にいい年こいて中二病に目覚めたわけではありません。目覚めそうになるくらいに面白かったのは事実ですが。

考察やらはもう十年以上前の作品な上に熱心なファンが多く存在していることからもう語るべきことや考えるべきことはもうやりつくされてる感があるので結局所感みたいなものなのですが、今までの西尾維新が作り上げてきたものの原型があるというような印象を受けました。主人公のいーちゃんだけをとっても、無気力で空虚な主人公…まあライトノベルではありがちかもしれませんが後年に生み出した鑢七花や阿良々木暦や空々空とはやはり共通点を感じました。(それしか書けないわけではなく主人公にしやすいから書いてるだけの気もします)他にも西尾作品では今では登場頻度が高い哀川潤など天才型のキャラクターや零崎などの人格破綻者、あと化物語の名漫才コンビによく似た二人など他にも読めば読むほどに後の作品で目立っていた要素がこれでもかというくらいに出てきました。

これらの似たような要素をそのまま流用してるかどうかは定かではありませんが、西尾維新らしさとでも言うような独特の作風の原型はやはりこのシリーズにあるんだろうなというのが全体を通した感想でしょうか。この独特の作風というか雰囲気はやっぱ実家のような安心感があります。また原型となっただけあって戯言ワールドは最強シリーズや人間シリーズなどスピンオフが二作もあります。やはり作者にとっても思い入れの深い作品や世界なんでしょうね。

 

後は他に雑感です。まず最初の一巻は型破りながらもまぎれもなくミステリだったんですが次の巻以降、事件は解決するけどまともな探偵役がいないっていうか最後2ページかそこらでポッと出てきて謎解きしていくみたいなスタイルは斬新すぎました。異能力バトルを前面に押し出しすぎてミステリ開き直ってるってレベルじゃねーぞって感じです。さらに4巻に至ってはミステリ要素がある登場人物の目的の手段として使用されていてストーリーそのものの謎解き要素は実は別にあるんじゃよって言われたのには流石に面喰らいました。いくらミステリーとして読んでる人間がいないからってこれはあんまりでしょう…。ついには5巻ですがここまでなにもかも邪道でやってきたのに王道バリバリのジャンプの少年漫画かよってくらいのベッタベタな王道でした。王道過ぎて逆に邪道というような感じで、僕の中で王道がゲシュタルト崩壊したといっても過言ではありませんけどこの王道かつ邪道というのがヒトクイマジカルの面白さなのかもしれません。実際最近読んだ小説だとかなり興奮しましたしひぐらしあたりにドハマりしていた厨房時代に読んでいたら間違いなく西尾維新に傾倒していた気がします。ただでさえ黒歴史満載なのに戯言だけどねとかリアルに言ってたら余計死にたくなるので読まなくて本当によかったです。

 

まあそんなこんなで邪道も王道もやった後のネコソギラジカルを非常に楽しみに読もうと思います。王道展開を経てちょっと覚醒した戯言遣いがこれからどうなるのかは本当に気になりますんで。

 

はやく伝説シリーズの続き読まないと…

はてブをカスタマイズしようと思った

真面目にお客さんが来て欲しけりゃお店の見栄えをよくするのがまず先決でしょう。よく考えなくても汚かったり地味だったりするお店に来ようと思うお客さんなんていません。至極必然の当たり前ですね。

 

そんなわけでちょこちょこ改造してみようかと思います。初期レイアウトの見栄えもなんか味気ないなと思っていた頃なのでちょうどいい頃合いだと思います。

 

しかしまあ改造ってもなにすりゃいいかわかんねえ…って感じです。htmlだとかcssだとかphpのwebデザインの知識なんざ露も知りませんし。とりあえずグーグル先生に聞いてみます。

 

hacogaki.hatenablog.com

 

ほうほうやはり先人たちの知恵がまとまっているじゃないか…。しかしどれから改造すればいいのかさっぱりわからん…。うーんとりあえず場所だけ作るか…?

 

まあうだってても仕方ないし適当にできそうなものからやってみようかと思います。うーん誰かに聞ければだけど自分でやらないと上達しないからその辺考え物だ。

 

amazonアフィいれた

特にこれといったこともないのですがamazonアフィ導入しました。申請とかあるから厳しいのかな?って思いましたが全然そんなことなかったです。

 

これで商品紹介すりゃお金もらえるんとかうはうはやんとか思いましたがいやでも実際どうなんだ、と思ったのどんなもんか少し調べました。

 

それで調べたんですけど、うーんどうも商品ごとに仲介料が決まってるのか。なるほどしかもアニメとかフィギュアは仲介料が著しく低いしやっぱり市場が大分荒らされたっていうか乱立しすぎたし過去に問題も色々起こしたからなのかな。わからないけど。

しかもお金もらえるのは実際に商品購入があったモノたけみたいですね。まあ商品並べてみてくれる人がいるだけでお金もらえるなんて旨い話はそうそうないみたいです。つまるとこ質の良い記事を書けばお金が入ってくるってわけですね。あと世の中にやたら手の込んだ良質な記事が溢れるほどある理由が分かった気がしました。

 

導入したといっても実際どう使えばいいかロクに把握していないのでとりあえずテスト代わりに仲介料比率0%で何の得にもならないけどアニメBDでも表示してみようかと思います。

 

ガーリッシュ ナンバー 第1巻(イベント優先販売申込券付 初回限定版) [Blu-ray]

 

こんなもんでしょうか。そういえば尼ラン低いみたいですね。こういう挑戦的なアニメには売れてほしいもんですが実際には挑戦的というより挑発的なアニメなので厳しいんじゃないかとも思ったりもします。

 

まあなんとなく導入方法が分かったのでこれで良しとしましょう。これをクリックされようが商品を購入しようがぼくには1銭も儲からないそうですがアニメスタッフに1円でも届けば幸いです。

 

※追記

普通に審査落ちてました。もうちょっとちゃんとしないとダメですね

蟲師久々に読んでた

 

蟲師には人生の大切な全てのことが詰まってる」

 

唐突ですが蟲師読んでました。なんで読みたくなっていうとまとめブログサーフィンでネットオーシャンをひゃっほうと水着モーさんばりにライディングしてたら記事があったんでちょっと読んでたんです。そうしたら「そういや愛蔵版を昔買って持ってるけどほとんど読んでねえな」となったからです。

 

そんなわけで本棚の少し奥にしまい込んであったのを取り出してきました。上に平積みにされた漫画が置いてあったり本当に読んでなかったみたいです。

取り出してみますとまるで古書のような装丁にはちょっとワクワクしました。奥にしまい込まれてたのも相まっててワクワク感は倍増です。買った当時はへー手が込んでるじゃんってぐらいにしか思わなかったものですがこうして時を置いてから取り出すとまた違った印象になるものですね。デザインした方が誰かはわかりませんがとても良いセンスをお持ちの方のようです。

 

とりあえず1-5巻までぶっ続けで読んでましたがやはりどのエピソードも秀逸です。1巻を開くとまず出てくる「およそ遠しとされしもの~」のくだり出てくるのですがもうこれで世界観に引き込まれてしまいます。アニメ見てる時は毎話このくだりから始まってた気がするんですけど、これ以上ないってくらいの引きですね。日本昔話的というかこれからはじまるんやで~って感じで、まるで別世界に誘われるような感覚でなんとも言えない感覚です。

あとこれ適当な話数から入った人でもどの話からでも見て読んでもええんやで?というメッセージ的な側面もあったりしますよね。劇中でもギンコが度々、自身の妖質に関する発言をしてたりなど結構初見さんに配慮するようなことしてたり、今読むとこの辺の新規さんに対しては結構徹底して配慮されてるなという印象を受けました。まあ一話完結モノのお決まりのパターンといえばそれまでなのですが。

 

まあ引きの話はこれくらいにして、折角話題に出したことですし何か一つくらいエピソード紹介をしたいですね。エピソードですがベタベタなハッピーエンドから鬱になりそうなバッドエンド、その中間くらいのちょっと苦めなビターエンドまで幅広いストーリーがあり、どの話を読んでても結末が読めないのも面白さ1つですね。世界観というか根底にあるテーマなのかもしれないですが、蟲はただそこに在るモノたちで善でも悪でもない、ということが作品の結末の多様性に持たせているのでしょう。実際はもっと複雑で様々な要因が絡んでいるのだとは思いますが。

そんなわけでどの話も結末は多くあれどどれも珠玉の傑作ばかり。どれか一つに選ぶのは少々難しく、一番これが面白いなんて言えないので選ぶのは悩ましい限りなのですがここは丁度読んだ巻の5巻にあったエピソードの「眼福眼禍」をおすすめしたいと思います。

なんでこの話かっていうとまあ最近クビキリサイクルを読んだからなのかもしれませんが未来視に関する能力を持つ人物がいまして、その人物の考え方というほどでもないんですが未来が見えることに対する諦観とでもいうんでしょうか、その辺が少し似通っていたからなのかもしれません。これといった理由ではないのですが、もしかしたらこういう超人的な力や現象を手にした人物があえて普通であることを望んで力を捨てるといったエピソードが好きなのかもしれません。またこの話の前に「沖つ宮」という話があるのですがこれもちょっとだけ似たような話で、死に関するお話で普通に死ぬことの大切さもしくは尊さを説いていました。

普通であること、それ自体はなんでもなく時には嫌悪するようなことでもあります。だからこそ人は普通であることを拒み拒絶し特別であろうとします。しかし特別であるということは特別ゆえのしがらみを持つことにもなります。普通ゆえのしがらみとの差異などそこにはなく、むしろ特別な方が持つべきものが多かったりして大変になりがちです。分相応、身の丈に合うとでもいうのかもしれませんが自身に最も合った在り方や自然なままにある。これはまさに蟲の在り方と同じで、結末からも作品のテーマを感じ取れるような素晴らしい話です。

といっても中には力を持て余して暴走してしまう話だったりなど逆方向に振り切ってしまう話もあります。しかしながらこれもまた自然ということなのでしょう。おそらくですけど(適当)。

 

まあこういうエピソードだけでなく他にも面白いエピソードがあるので興味沸いた方がもしいらっしゃるのであればぜひ読んでみてください。めっちゃ面白いんですごくお勧めです。人生の大切な全てのことが詰まってるといっても過言ではなく、もしかしたら蟲師は戦車道というか戦車道が蟲師みたいなところがあると思いますので劇場版ガールズ&パンツァーと一緒に読んだら相乗効果が得られて二倍三倍楽しめるかもしれません。(※個人差があります。人によってはうるさくて雰囲気がぶち壊しになるかもしれません。予めご了承ください。)

 

それはそうと読んでてちょっとジャンプでやってる鬼滅の刃を思い出しました。作者が女性であることだったり、時代設定が明治大正ぐらいの時期、連作ではあるものの一話完結の要素も持つなど結構共通点が多くみられました。あと微妙に(マジで微妙に)絵が似てたりなどもしかしたらなにがしかの影響とか受けたのかな?と個人的に思いました。まあ作風とか全然違うんでそんなことないしファンの方もしいて気を悪くしたらごめんなさい。

 

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最後にひとことでkindleは神、新世界の神で、もしかしたら新しい紙なのかもしれない。