赤甲羅な雑記

アニメ・マンガとかの記事を書く量産型無個性ブログです

MENU

スペースヤクザ感マシマシで帰ってきた鉄華団

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ、本格的にヤクザっていうか任侠モノみたいな雰囲気になってますね。一期の時点では基本的にはまだ子供で荒削りであったりはっきりとした後ろ盾がなく安定してなかったりなど見ていて様々な危うさを覚えることも多かったように思えましたが二期では無茶な仕事をやりきった成果なのか組織的に安定した地盤、またオルガを始めとした団員たちも精神的な成長を見せているように思えます。

無垢な子供たちが立派なヤクザになるサクセスストーリーになってしまっているのは社会的に大丈夫なのかと常々思っていますが無慈悲で残酷な世界に対する反逆と自立、大人達の醜さとズルさなど、どちらかといえばかなり反社会的な主人公であるのに全体としては社会的なテーマを取り扱っているというのはなんとも皮肉なものです。まあピカレスクロマンって基本的にこういうものかもしれませんし最近だとペルソナ5も似たようなテーマであったりもしましたね。

しかしここ最近だとキラ・ヤマトバナージ・リンクスなどの正統派系な主人公キャラがガンダムでも一般化っていうか人気が出たというのにまさかの富野作品でも平然とやっていけそうな爆弾系主人公の三日月オーガスくんにはほとほと脱帽せざるを得ませんね。近年では非常にガンダムらしくありませんが、戦争で子供が人を殺すということに関しては過去作を踏まえても最もダイレクトな敵の殺し方をしており、今までのガンダム作品で主人公が行ってきたことをより視覚的にかつ描写的にわかりやすく表現しているようにも感じられます。わざわざ三日月が人殺しを視聴者の目に映る場所で行っているそしてそれが一回ではなく何度も行っているのはこういった過去作でいつも比較的ソフトに表現されていたことを見せつけるためにあるのかもしれませんね。そう思うと歴代でもかなりガンダムらしい主人公でもあるのかとも思いますね。

(センソウハヒーローゴッコジャナイッ!さんもこれぐらいやったほうがよかったんじゃないでしょうか。)

 

少し話がそれました。ジャスティス☆ヤクザ☆鉄華団の今後ですが海賊船団をとっちめたおかげで物資的にも人脈的にもかなりの余力や資産ができたようですね。まだまだ新進気鋭なせいかテイワズ内部での不穏な雰囲気、中々腹の読めないマクギリス、三日月にパイロット弟子入りのハッシュくん、戦いの連鎖を断ち切ろうとするクーデリアなど他にも本編中でも今回はそれぞれに大きなターニングポイントであったようにも思えます。

 

目が離せない要素が目白押しな鉄血のオルフェンズ鉄華団が今後どうなるかなど共に注目して見ていきたいですね。