赤甲羅な雑記

アニメ・マンガとかの記事を書く量産型無個性ブログです

MENU

手始めにまずガーリシュナンバーについて書こうと思う

個人的に今期ナンバーワンアニメです。OPの歌詞にいーちばーんになりーたーいとありますが僕の中ではとっくに一番です。

 

原作が「やはり俺の青春ラブコメでまちがっている」通称俺ガイルで有名なとこう・・・ではなく渡航先生ですね。こんなん作ってないで早く一年以上出てない新刊出せよと原作ファンはブチギレ寸前ですがなんだかんだ面白いのでこっちの方も見てみたくなる現象が発生しており某ジャンプ作家の富樫某や某元同人ゲーム作家の菌糸類のような書くの遅いけど読むと面白い遅筆有名作家の様相を呈してきました。

 

ところで作品についてですがSHIROBAKOにでも熱を当てられたのかアニメ製作業界モノとなっております。こちらは制作進行ではなく声優をメインに据えたモノとなっております。個人的にはSHIROBAKOが割りと裏方でガーナンでは比較表舞台といった印象です。

しかしながら表舞台でも真っ黒ですね。作品のキャッチコピーもしくは主人公の口癖が「この業界はおかしい」であることからもかなりダーティな業界モノであることは想像に難くありませんでしたがここまでとは思いませんでした。俺ガイルでも組織におけるチグハグさをテーマにした話はいくつかあったように思えますが今作ではアニメ業界に親でも殺されたのかという勢いでヘイトを発しています。俺ガイルアニメ第一期製作時になんらかのごたつきで制作会社変更の惨事なったのを経験した作者ならではかもしれません。(※個人の見解ですインタ等見る限りアニメ業界とは割りと良好な関係にあると思います)

 

キャラクターですがこれもまた一癖も二癖もあるようなキャラばかりですね。特に主人公の烏丸千歳ちゃんは「勝ったな、ガハハ」が口癖な時点で色々お察ししてしまいます。とはいうものの俺ガイルでの各キャラの座右の銘くらい端的にキャラクターを表現している素晴らしい口癖だとも思います。

一見して見たときは「まーた八幡みたいな斜に構える系書いてんのかよ」とも思いましたがどうも今作では趣が違うようですね。作中で彼女は新作アニメのメインヒロインに抜擢されますがこの安易なレッテルは八幡がおそらく最も嫌うものです。彼女の烏丸千歳の場合はこのレッテルを貼られることを是としており、この辺からもかなり八幡とは異なるメンタリティの持ち主、どちらかと言えば俺ガイル6巻で文化祭実行委員というレッテルに甘んじた相模南のような価値観の持ち主であることが伺えました。

まあもちろん実力に見合わないレッテルを持ってしまうとどうなるかはお察しではあったのですが彼女の場合そこは流石主人公でした。基本的にはクズでありますが逃避することはせず、自分なりの努力を見せてくれました。しかしながらこれもまた安易な努力によって勝ち得たレッテルでもあります。彼女が本物になる日は中々に遠そうですね。

 

さて、いい感じに字も書けたので今回はこのくらいしようと思います。本当は意識高い系声優の柴崎万葉ちゃんの現状の葛藤やアレコレについても少し書きたかったのですが疲れるのでこの辺にしておこうと思います。

今後としてはメイン5人に焦点を当てつつ、業界群像劇を繰り広げると言った感じでしょうか。SHIROBAKOと基本骨子は似たようなものを感じますがかなり切り口の異なった作品でプロ意識の高い職人気質なキャラの多かったSHIROBAKOに比べるとクズみたいな人間が多くキャラ同士の掛け合いもかなり異なるので実質かなり違う作品のように個人的には思えます。こういった点も今後も注目していきたいですね。

 

ではでは